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ニューヨーク地区(NY)の海釣りというとまず "Long Island" の港町から出る釣り船が主となる。
ここでは "ニュージャージー" (NJ) 側から出る乗合船で釣りをする場合をご案内。
「僕は Saltwater 専門」
という人にも何も困るもの無し。


観光船?、釣り船? <釣り船の乗り方>
マンハッタンからニュージャージー州に入り高速道路95号線を50分ほど南下した所に Belmer という
NJ州で最大規模の遊漁船専門の港がある。ここには常時遊漁船10〜15隻が停泊しており、
時間にして20分ほど南下したPoint Pleasant の港よりも船数が多く、一つの港としては NY,NJ
では最大規模を誇るレジャー港であり毎日サービスを行っている。
大きい船は70〜80フィート(20〜25m)(Point Pleasant portに多い)、定員80〜100人から、
小さいものは30〜40フィート(40人)まで様々な船がそれぞれのターゲット魚種を船体の広告板にデカデカ
と書いてある。
港に着いたらそれらの船の広告板を見て歩く(勿論車に乗ったままで見て廻れる)、目的の魚の船が
見つかったら近くの駐車場(無料)に車を停め、道具を降ろす。船の予約は全く必要無いが早く行か
ないと良い場所が確保出来ないのはどこで何をしても同じである。
ほとんどの船が朝7:30-8:30 に出港するので良い場所を確保するには出港の1時間位前に行く必要がある。
良い場所を取れるかどうかは「先着順」の掟に従わなければならない。黙って乗り込み、適当な場所を確保したら船の手すりに竿を立てるロッドホールダーがあるのでそこに竿を差して置く。こうすればそこは「先客」がいるということになる。あとは
ベンチに座りタックル準備をするなり、朝飯にするなり、各人出港を待つ。
アメリカの「釣り船」は日本の「漁船」を改造した乗合船に乗ってばかりいる人にはビックリする
ような船ばかりということに気が付くだろう。
どう見ても「観光船」にしか見えない外観、大きさ、すべてが鉄製である。木造部分はキャビンの椅子
くらいのものだ。船体は真っ白の塗装に大きく船の名前が
書かれている。(例えば Big Mohawk II)。
船体長さ70〜100フィート(21〜30m)、幅10〜20フィート、定員100名等というのもある。
日本のそれは20-30人乗りは大きいほうである。
船内(キャビン)には30ー40人が楽に座れる椅子が設置されており、飲み物(コーヒー、ソフトドリンク、
ビール)、ハンバーガー、サンドイッチ等も販売している。
釣りをしない家族が観光目的で乗っても全く飽きない。
大物賞に参加しよう

出港時間(07:30とか08:00とか)が来ると船は汽笛を鳴らして出港である。
船が港を出るとすぐ船員が客一人一人から料金を集金する。実際に乗った人からのみ集金するので
合理的である。カードはまず使えないので現金を用意すること。
その際に普通は " Pool "をするかどうか聞かれる。 Pool とは一種の賭けみたいなもので
「一人当たり5ドル」を出し合って、その日一番の大物を釣り上げた人がそのプール金全部を貰う
事になる。
100人も乗っていたらその賞金は大変な金額になる。
その日一日遊んで無料、更に小遣いが残こることになる。
実際は船の乗組員(大型船では4-5人のクルーが乗っている)に一割程度を
目安にチップとして渡すのが一般的であるがそれでも当日の色々な経費を差し引いてもまだ小遣い
が残る嬉しいシステムである。
<笑い話>ある時の船で自分は船酔いで釣りを全くしなかったのに50ドルをもらったことがある。
あまりの荒天で船が大揺れで不覚にも酔っ払ってしまってキャビンで寝ていた。酔わずに釣りをして
いた人がほとんどだったが、船が揺れて実際は釣りにならず全員がボウズになってしまった。そこで
プールをどうするかということになったが船賃の半券の整理番号で決めるということになった。
そんなことも知らず当方は青息吐息で寝ていたが、船長が選んだ半券の番号を読み上げたが当選者が
出ない。「これはオカシイ?」ということになった時に「そこで寝ているアジア人の分はチェックしたか?」
ということになり「お前の番号は何番だ?」と聞かれふらふらしながらポケットから半券を取り出したら
それが当たり券だった。 50ドル頂き! 「果報は寝て待て」だった。
何が釣れるの?
釣り対象魚としてはヒラメ、カレイ、ハナダイ、サバ、ポギー(タイ科)等の常連の他に
アメリカ特有のブルー・フィッシュ、シー・バス(スズキではない)、ストライプト・バス(すずきの仲間)、
キングフィッシュ、ウィークフィッシュ、ブラック・フィッシュ(正式名 Toutog)からタラ、
極め付きはマグロの遠征(2泊3日他、9月下旬から10月上旬)まである。
外道はベラ、ウナギ(ウナギも直径5-6cm、長さ1mの大型)、ホウボウ。
ホウボウは白身の魚で刺身にすると美味だが、ここのホウボウは魚体も二周りほど大きい(35cm、40cmも珍し
くない)うれしい外道(?)とは日本の話でここでは捨てられている。
(もったいない?)
大西洋の寒流が回流しているため魚種の少ないのが玉にキズだが、一日で全部の種類釣るわけではないので
1種類でも十分である。
タックルが無いけど...
乗合船の場合は釣り道具一式貸してくれる(有料$5くらい)ので手ぶらで行っても楽しめる。
船代は1日コース(07:30-16:30納竿)で$30-40(餌付き)と驚くほど安い。(餌付き)
The Targets 特徴:

(写真)科釣研ビデオから。40cm以下の小物はすべて放流
しなければならない規則がある。
☆"Fluke "日本では冬の魚であるヒラメは New York では「夏」の魚である。
46cm以下はリリース。いずこも同じヒラメ釣りは人気がある。(注)毎年規制のサイズ制限が変わるので注意が必要。
科釣研の記録は70cmである。(注)岸からの釣りで75cmというものある。
☆"Blue Fish"ブルーフィッシュ日本では棲息しない種類であるが、一見 ヒラマサ、
ブリの体型を持った魚である。
魚体も大物では(90cm)7-8kgになるが、食味は劣る(脂が多い)ので単に釣るだけの楽しみ
とされている。魚にしてみれば成仏できないでしょう。「食わない魚は釣らない」(無用の殺生は
しない)がモットーの科釣研では対象魚となっていない。
☆"サバ " 日本のそれと同様である。かなり人気もある。(言い換えればそれだけ
水産資源に乏しい)
科釣研では資源調査対象魚になっていない。つまり、外道扱い。
☆"ホウボウ" 40cm前後のものの魚影が非常に濃い。実にたくさん釣れる。
科釣研では外道扱いのため記録無し。

☆"Flounder"カレイは33cm以下はリリースしなければならないというくらい「大物」が多い。
「普通サイズ」が日本の大物30-35cmである。40cmで驚く人はいない。ほとんどすべて(99%)がマコガレイである。
日本では「カレイの刺し身」は事実上食べれない(型が小さく刺し身に出来ず)が、
ここでは釣れたカレイはほとんどが「刺し身サイズ」である。味は言うまでもない。肉は歯ごたえがある。
科釣研記録は「数記録」67匹(一日)、「サイズ記録」47cm。(目方は1.5kg)
☆"Black Fish "ブラック・フィッシュと呼ばれている魚で、New York での
一番人気の魚でもある。
日本近海には棲息しない種類である。白身で肉質はタイに似ているが、刺し身にすると
区別が付かないほどである。
(タイよりもこしがある)
まず刺し身で良し、煮付けて良し、焼いて良し、蒸しても良しと最高のターゲットにされている。
また、この魚は主食が カラス貝とカニ というグルメの魚でもある。
魚体に黒の縞が有るのと、釣り上げてしばらくすると体全体が黒色に変色するためこの名
がついたと言われている(正式名はToutogという。)
大きいものでは80cm、6kgくらいになる。岩礁帯に棲息し主にカニを主食とする「グルメ」。
当たりは大変に小さい(居食いをするため)ので当たりを読むのが難しく、運良くアワセがうまく行った
としても、ハリ掛かりした時に強烈な引き込みで岩礁帯に潜ろうとするところからその駆け引きが魅力
でもあるが取り込みも難しい。
(科釣研記録 55cm、5.5kg)(発起人会員:早川正通さんから修正要請が有りましたので78cm、
7.6kgsに訂正します。)
ボウズの場合は?
乗合船でもボウズは有り得る。いずこも同じ。「今朝、出掛けに啖呵きらなければ良かったナ!」という
こともままある。しかしながら、スーパーに寄ってパックに入った魚を買わなくて良いのは有り難い。
大型船のためクルーが4-5人乗っているが、そのクルー達も一緒に釣りをする。彼らは毎日のことなので
釣った魚はほとんど持ち帰らない。港に着いた時点で「販売」をする。獲れたての超新鮮魚のため自分で
釣ったのと同じ鮮度、つまり刺し身にして何ら問題無い。それを買って帰れば「今日もまずまずだった!」
と家族に喜んでもらえるというものである。次回のための「保険」である。マグロのシーズン(秋)ならマグロも港で買える。
貸しボート(全て船外機付)でカレイ、ヒラメ釣り
(写真)科釣研ビデオから


汽水域では船外機付きでも免許要らずがうれしい。
一日(08:00-17:00)借りて$70前後は安い(3-4人乗りで割り勘可能)。エサは持参のこと(エサを置いている
所もある。
4mくらいのボートなので外洋には出られないが、湾内、汽水域でゆっくりと釣りをするにはもってこい
である。
( 写真上右: 規定サイズにあらず撮影後放流である。 )
通常は湾内、汽水域のカレイ、ヒラメ、ブラック・フィッシュの釣りに利用されている。
カレイといっても平均サイズが35cm前後が普通で30匹も釣ったら帰り道クーラーのベルトが肩に食い込んでし
まう。
汽水域のためヒラメは小粒が多いソゲの30ー40cmが主流である。しかし60cm以上のものが釣れることもしばしば。 カレイは小物で30cm、
普通サイズが35cm-40cm、「ちょっと大きめ」で40cmオーバーは珍しくない。科釣研のメンバーの記録は
45cmである。それもまぎれもないマコガレイである。調理は言うまでもなく「カレイの刺し身」、日本では
食えない。
ヒラメよりも美味である。(両方食った人でなければ分からない)
科釣研ではヒラメとカレイ釣りに貸しボートを多用するが、シーズンを通じてこの貸しボートのほうが
乗合船より釣果が良い。
乗合船は費用は安価に上がるが、釣果も安価?である。やはりコストをかける貸しボートのほうが楽しめる。
え? 外道?
日本では白身魚で刺し身としても定評のあるホウボウなどは外道として捨てられている。
(見てくれが悪い?)特にこのボート釣りをしている時にこのホウボウが頻繁に掛かって来る。1日20-30匹釣れることもある。
日本では天然記念物のかぶとガニも多い。(アングラーには迷惑この上も無い代物である)
また、外道でウナギ 80-100cmもよく掛かる。
ほとんどのアメリカ人(ヒスパニックとイタリア系は別)はウナギは外道として捨てる(放流)ので魚影は
益々濃くなってしまう。
磯釣り?
残念ながらニューヨーク並びにニュージャージーの近辺には磯はほどんどない。
ニュージャージ州の南(ワシントンD.C.のすぐ北、メリーランド州、デラウエア州の北)からニューヨーク
州のマンタハッタンを過ぎてロングアイランドの東の端まで約300km以上に及ぶ大西洋岸は白砂の砂浜の
連続(海水浴には好都合:一度ここで海水浴をしようものなら三浦海岸、片瀬江ノ島には行けなくなる)
で磯らしい磯は皆無です。片瀬、江ノ島のことよりこの方が問題。
しかし、砂浜から Jetty と呼ばれる波止めの石垣(石の大きさは縦横1.5〜2.0mもある岩)が沖に
向かって数十メートルの長さ(幅は3〜5mもある)で構築されている。(日本ならさしずめテトラポッドを
使用するところだが)
Jetty とJetty の間隔は100-300メートル置きで、その海に造られた石垣がミニミニ磯と言えなくもない。
ここには岩礁帯に棲息する前述の ブラック・フィッシュが春、秋には寄り付くのでそれを釣る。
また、この Jetty から Striped Bass (Sea Bass 西洋スズキの一種)を狙うことも出来る。
大物は100cm、20kgを超える。大物ファンはこの魚だけを狙って毎早朝海に出る。
釣れるのは早朝帯と夕方に限られる。
地元の人のサイトで更に魚種を調べたい人は下記のサイトがお勧めです
他のサイトで魚種を調べる
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Marine Fisheryの規則を守りましょう!
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